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Project

「ないものはない」をこの島にまた1つ。

「ないものはない」をこの島にまた1つ。

Outline
  • エリア
  • 島根県 海士町
  • 設計期間
  • 設計中
  • 広さ
  • 24坪(約79.3㎡)
  • 工事期間
  • 2024年9月頃から開始予定
プロジェクトストーリー
まちの「攻め」担当の新たな挑戦

島根県・隠岐諸島のひとつ、海士町。
人口約2,300人の小さな離島に拠点を構えるAMAホールディングスという法人が今回のお施主さまです。

最初にお打ち合わせした時に教えていただいたのが、「ないものはない」という言葉。
これは、町の公式webサイトにもそのまま掲載されている、海士町とは、を一言で表すキャッチコピーです。

離島がゆえに、どんなものでも揃うわけではない。足るを知る、という意味もあれば、
人も、自然も、食も、教育も、たくさんの豊かさに囲まれた場所、という意味もある。
そして、無ければじぶんたちで作っていこうよ、という想いも込められているという話を聞いただけで、すっかり海士町に魅せられてしまいました。

AMAホールディングスは、観光、教育、産業、行政間の、より早い意志決定、より強い連携を行うため、海士町長を代表取締役として設立された組織です。いわば町の「攻め」の存在。
そんな会社が、この度オフィス移転を控えているということで、せっかくなら自分たちの手で自分たちのオフィスをつくろう!という計画が生まれました。さらに、つくる工程では島の人たちにも関わってもらい、建てることでつながり、完成後も地域の方にとってのみんなのリビングのような場所にしたい、というご希望をお持ちでした。

離島ならではの、職人さん不足問題もNESTINGなら自分たちの力で建てられる。
さらに、島内で新しい拠点を自ら建てられる経験を積めば、今後も自分たちの欲しい場所・必要な場所を自ら作っていけるようにもなる。それが、「ないものはない」をまた1つ増やすことにも繋がっていくということで、お施主さまたちの新たな挑戦が始まります。

設計
みんなのオフィスってどんな場所?

設計にあたっては、AMAホールディングス(お施主さま)の担当メンバーの方が、社内にたくさんの意見を聞いてくださいました。

みんなのオフィスってどんな場所だと働きやすいのだろう?

様々な意見が飛び交う中で、ひとつひとつに丁寧に向き合いつつも、全てを盛り込みきれない悩ましさにも直面されていました。
NESTINGチームからも使い勝手の面や現実的な施工のしやすさの観点などから設計のサポートをさせていただきました。

「このオフィス空間は、会社のメンバー、島のひとたちにとってのリビングのような場所になりたい」
そのコンセプトが最初にしっかりと定まったことが功を奏し、適切に取捨選択しながら設計内容が固まっていきました。

施工
「想いをカタチに」ついに!Co-buildスタート!

ここからはお施主様の声を直接お届けしていきます!

プロジェクト始動から約5ヶ月、AMAホールディングスのCo-buildが始まりました!
メンバーみんなで思い描いてきた空間がカタチとなること、本当に感慨深いです。振り返ると、ここまでいろいろな日がありました。

【みんなで空間を妄想した日】
実寸大の空間を体験したい!ということで、大きなホールを借り、NESTINGの大きさをイメージ。「キッチンはこの辺!」「こっちに座りたい!」など、身体を動かし妄想を膨らませ、プランが決まりました。

【自分たちで建てられるのか?ちょっぴり不安になった日】
プランができ、Co-buildの日が近づくワクワクと共に、「素人でも建物建てられるんだっけ?!」と我に返った日もありました。それでも社長の口ぐせ「大丈夫!」に励まされ、一同心の準備を進めます。

【地鎮祭を手づくりした日】
心の準備を整えて、次は地鎮祭の準備。お供物や祭壇を島中探し回り、社長自ら竹を切り、みんなでしめ縄を結び、地鎮祭も手づくりしました!無事、宮司さんにお越しいただき式を終え、Co-buildスタートです!

【ハプニングに笑った日】
工事が始まり安心したのも束の間、「地盤が固すぎる…!」「ダンプカーが入れない!」想定外の出来事が起こります!
それでも不思議なことに、みんなで力を合わせたら、なんとかなる!ハプニングさえも楽しめるのです!!

【スタートから10日が経ちました!】
メンバーに加え、地域の方、遠方から集まってくださった方々と一緒に、楽しく、ワイワイCo-buildを進めています!
毎日が思い出となり、建物となる喜びを噛み締め、明日からもCo-build頑張ります!